私という病
中村うさぎ
新潮社
作品紹介、あらすじ
「どうして私は、女であることを、おおらかに正々堂々と楽しめないのか」-男に負けないよう必死で手に入れた「勝ち組」の称号が、恋愛マーケットでは惨めな「負け組」と見なされる。愛されたい、だけど見返してやりたい…相反した女の欲情を抱いた作家が叩いた扉は、新宿歌舞伎町・熟女ヘルス。過激な“実体験主義”に潜む、普遍的な「女」の苦しみに肉体ごと挑んだ、戦いと絶望の全記録。
感想やレビュー
東電女性殺人事件に
「女」であることの違和感や男女の見えている景色の違いを言語化してくれた文章。 自分勝手に生きたいのに現状に満足しているはずなのに、なぜ苦しいのかなぜこんなにも「男」の目を気にしてしまうのか、それらを綺麗に説明してくれた。 もう一度読み直したい。