内角のわたし
伊藤朱里
双葉社
作品紹介、あらすじ
歯科助手のアルバイトをしている森。彼女の中では三人の「わたし」の意識が、めまぐるしく移ろう。相反する内側の声に引き裂かれる森は、仕事が終わるとスマホでゲームの世界に逃げ込むのが常だった。ある日、職場の「新人くん」が同じゲームをしているとわかり、彼とゲーム内で“友達”になるが…。可愛いに呪われ、強さに囚われ、諦めに蝕まれ、その果てにあるものとはー?一人の女性を通して描かれる世界の歪みはきっと、わたしたちの現在地だ。
感想やレビュー
サイン・コサイン・タンジェント 考えるのを、 さぼっちゃだめだよ。 どんなに小さなことでも。