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新装版 BT’63(上)

新装版 BT’63(上)

池井戸 潤

講談社

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作品紹介、あらすじ

心を病んで入退院を繰り返し、妻に去られた大間木琢磨。父の遺品を手にすると、生まれる前・昭和三十年代の光景が脳内に蘇った。若き日の父・史郎が目論んだ運送会社の画期的新事業、母ではない女性との恋。そこで気づいたある異変を調べるために、琢磨は父の足跡を丹念に追う。父と息子をめぐる感動長編。

感想やレビュー

池井戸潤にしては珍しいミステリアスな作品。亡くなった父親の映像、記憶が息子に甦り謎が解決されていく。取引先の運送会社のトラックが題材になっているのが面白い。息子が父親の過去を暴いていき、父親と息子の行動が交互に記載されている。上巻を読んで次々と謎が解き明かされていき、下巻がどういう風になるか期待され、読みたくなる。

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