黒牢城
米澤 穂信
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。 【受賞・ランキング入賞結果】 第12回山田風太郎賞 『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編第1位 週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門第1位 「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇第1位 『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング第1位 「2021年歴史・時代小説ベスト3」(週刊朝日2022年1月14日号)第1位 『この時代小説がすごい! 2022年版』(宝島社)単行本第3位
感想やレビュー
荒木村重と黒田官兵衛に焦点を当てた直木賞受賞作品! 図書館で予約すること約1年、漸く手に取りました。 戦国時代×ミステリーは斬新で、読みやすく面白かったです。米澤さんの新境地に相応しい一冊です。
荒木村重の謀反と黒田官兵衛の牢屋に一年繋がれていた有岡城の中のはなし、面白かったが少し思っていたより軽い本だった
残酷な場面があったらとひやひやしたが、あっさり読めた。有岡城ないでのミステリーと言う感じかな。
時代物でミステリーは珍しくて期待が大きすぎたかも。トリックがつまらない。最後は奥さんが大トリ。うーん。
読みやすかった。荒木村重、どんな人生を辿った武将だったか、初めて読みました。