虚魚(1)
新名 智
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
“体験した人が死ぬ怪談”を探す怪談師の三咲は、“呪いか祟りで死にたい”カナちゃんと暮らしている。幽霊や怪談、呪いや祟り、オカルトや超常現象。両親を事故で亡くした日から、三咲はそんなあやふやなものに頼って生きてきた。カナちゃんとふたりで本物の怪談を見つけ出し、その怪談で両親を事故死させた男を殺すことが、いまの三咲の目標だ。ある日、「釣り上げた人が死んでしまう魚がいる」という噂を耳にした三咲は、その真偽を調べることにする。ある川の河口で似たような怪談がいくつも発生していることがわかり、ふたりはその発生源を求めて、怪異の川をたどっていく。“本物”の怪談に近づくうち、事情を抱えるふたりの関係にも変化がおとずれてー。第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞受賞作。
感想やレビュー
釣ると死ぬという魚の話の真実を突き止める女怪談師の話。カッパ説やダツという魚?といろいろ推測する。しかし、結局はわからず、それどころか仲間の妹が高校生時に自殺したのは、もう一人の女の仲間が過去に怪談でいじめていたことが分かり、殺そうとする。何か無理やりな感じがした。