子どもの気質は遺伝子に組み込まれていて変えられない、その遺伝に適したチューニングをすることでその子の才能を引き出すという、これまで読んできた育児本にはない新しい視点の本だった。
ただ、興味深くもあるものの、私の場合、娘の嫌なところは自分からの遺伝で変えられないという悲しい事実を思い知らされる感じで、読んでいて気持ちが沈むこともあった。
(この時点で私は子どもにいろいろ期待してたのだろう…)
私にとって良かったのは、気性の激しい子どもを見ても親の子育て云々の偏見なく見れるようになったこと、自分の娘が癇癪を起こしても本人だって自分の気持ちをコントロールできず辛いんだ、という目で見れるようになったことだ。