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手袋を買いに

手袋を買いに

新美南吉

小学館

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作品紹介、あらすじ

国民的童話作家として人気の高い新美南吉。日本のふるさとの風景を舞台にした数多くの名作を遺した彼の好んだテーマに、人間と動物、都会と田舎、大人と子供、など「立場を異にするものの魂の交流」がある。本書では、そういった作品群のなかから、雪の積もる冬の夜、寒さに震える子狐のために、人間の街まで手糸の手袋を買いに出かけた狐の親子の物語「手袋を買いに」をはじめ、珠玉の民話的メルヘン「百姓の足、坊さんの足」、南吉自身の思い入れも強かったといわれる「久助君の話」など、十一編を収録した。

感想やレビュー

篠田さん推薦「ごんごろ鐘」を読むために借りた本 子ども柔らかで無防備な心、その悲しさを含んだ成長を手渡されるような文章。改めて素晴らしいと思った。 昭和14年10月ごろの日記 僕はどんなに有名になり、どんなに金がはいる様になっても華族や都会のインテリや有閑マダムの出て来る小説を書こうと思ってはならない。いつでも足に草鞋をはき、腰ににぎりめしをぶらさげて乾いた埃道を歩かねばならない 自分の作品像をがあり、自戒を持ちかいていたことが、胸を打つ ⭐️「百姓の足、坊さんの足」

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