砂の宮殿
久坂部 羊
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
外科医の才所准一は、大阪で海外富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。抗がん剤・免疫療法の趙鳳在、放射線科の有本以知子、予防医学の小坂田卓という優秀な3人の理事とともに最先端のがん治療を提供し、順調に実績を重ねていたところ、久しぶりに訪ねてきた顧問が不審死を遂げる。これは病死か事故か、それともー。高額な治療費への批判も止まず、クリニックに吹き荒れる逆風に、才所はどう立ち向かうのか。
感想やレビュー
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「ガイドラインに沿った治療が最も良い結果に繋がる可能性がある。エビデンスに基づいた治療ですから」→それですべてが決まるのなら、医師の判断は無用になる。ガイドラインのとおりに治療しました、だから結果が悪くても悪しからず。