「身体」を忘れた日本人
養老孟司/C.W.ニコル
山と渓谷社
作品紹介、あらすじ
豊かな自然と付き合う中で、身体を使って暮らしてきたはずの日本人。解剖学者・養老孟司とナチュラリストのC.W.ニコルが、現代人の自然欠乏による「身体感覚の衰え」を語る。
感想やレビュー
今、自分が行っていることって一体何なんだろうと思った。今やろうとしていること、責任を持たされていることって果たして人間にとっていいものなのか、もしかしたら退化を進めてしまうものなのかもしれない。日本が今行っていること、行おうとしていること、SDGsって一体何なのか?DXってこれからの未来を作っていくのか?結局流れに身を任せているだけなんじゃないかと思えてきた。平和が一番だけど、平和ボケしていると弱くなる。今PCCで運動指導していることって結局対処でしかないのでは?自分で考えない状況を作ってしまっているのでは。専門家に頼るってのもどうなのかと思ってしまうし、自分が専門家として在るのもどうなのか。「知りたい」という好奇心だけで良いのかもしれない。 人間世界、自然世界と2つとプラス、マイナスの話は良かった。自分の関わる世界を制限してしまうことはそれだけどちらかへのストレスが多くなるということ。 今ある状況の発想の転換をしてみると解釈が変わる