まいまいつぶろ
村木 嵐
幻冬舎
作品紹介、あらすじ
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろと呼ばれ蔑まれた君主がいた。常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。麻痺を抱え廃嫡を噂されていた若君は、いかにして将軍になったのか。第九代将軍・徳川家重を描く落涙必至の傑作歴史小説。
感想やレビュー
言葉が話せず体が不自由で病で失禁し続ける嫡男家重、弟を押す老中達に蔑まれる。そこに家重の言葉を解する大岡忠光が現れ近習となり家重がいかにして、九代将軍を襲名しつゆくのか、家重と忠光の二人三脚の、壮絶なたたかいの物語 感動するほんでした。