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さよならの向う側

さよならの向う側

清水晴木/いとうあつき

マイクロマガジン社

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作品紹介、あらすじ

人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って会いたい人に会える時間が与えられる。ただし、その中で会えるのは、あなたが死んだことをまだ知らない人だけ。これは、五人が織りなす、最後の再会の物語。

感想やレビュー

これからドラマ化される原作本。 5つの短編が独立しながらも、緩やかにつながって強い絆の物語が展開される。 映像では案内人役は上川隆也さん。(私の中では、阿部サダヲさんがお似合いかな) 死後一日だけ現世に戻れるが、会えるのは自身の死を知らない人のみ。たった一つの条件が大きな縛りとなる型破りな設定が独創的でとても良かった。 会いたい人のもとを訪れることのできる『さよならの向う側』そこにいるマックスコーヒー好きの牧歌的な案内人には、人に言えない悲しい秘密があった…故人にとって最良のラストを迎えるためのアドバイザーであり、誰よりも頼りになる協力者。彼の関わる五つの短編のひとつひとつに、避けられなかった切ない別れと心温まる再会があり、涙したり胸を熱くしながら読了。

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