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蟻の棲み家

蟻の棲み家

望月 諒子

新潮社

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作品紹介、あらすじ

東京都中野区で、若い女性の遺体が相次いで発見された。二人とも射殺だった。フリーの事件記者の木部美智子は、かねてから追っていた企業恐喝事件と、この連続殺人事件の間に意外なつながりがあることに気がつく。やがて、第三の殺人を予告する脅迫状が届き、事件は大きく動き出す…。貧困の連鎖と崩壊した家族、目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出す傑作ノワール。

感想やレビュー

貧困について考えさせられる作品でした。 貧困の再生産、また昔授業で、親に問題?があると警察に捕まりやすい、前科がつきやすくなってしまうと聞いたことがあったのですが、スエオとツバサの社会的背景の違いからスエオが疑われやすくなってしまうこととか…やるせない気持ちになりました。 なので個人的には末男が犯人であってほしくなかったです。 しかも借金のためとはいえ、捕まるのは必須の危ない賭けをするかな??と思いましたし、翼の父親がその話にのった共犯者だったというのがちょっと…しっくりこなかったです…。 末男は頭がいいのに最後はペラペラ喋ってしまうし、結局なんであと二人を殺さなきゃいけなかったのかが個人的には??で結局末男がよくわからない人物になってしまったような印象でした。

ネタバレを読む

暗い。こういう売女の話は好きじゃない

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