テロルの決算
沢木 耕太郎
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
ひたすら歩むことでようやく辿り着いた晴れの舞台で、61歳の野党政治家は、生き急ぎ死に急ぎ閃光のように駆け抜けてきた17歳のテロリストと、激しく交錯する。社会党委員長の浅沼稲次郎と右翼の少年山口二矢。1960年、政治の季節に邂逅する二人のその一瞬を描くノンフィクションの金字塔。新装版「あとがき」を追加執筆。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
感想やレビュー
沢木耕太郎の「テロルの決算」を1日中読む。浅沼稲次郎、山口ニ矢、2人の人生が1960.10.12交差する。沢木耕太郎が20代に書き切ったこの作品、読み応えがあった。
山口二矢の心理描写がよく描かれてゐる