福家警部補の考察
大倉 崇裕
東京創元社
作品紹介、あらすじ
東京駅から新幹線で逃走中の殺人犯が同じ車両で乗り合わせた女性は、警視庁捜査一課の福家と名乗る。目的の京都駅に到着するまで二時間ー列車内の攻防にタイムリミット・サスペンスの趣向を凝らした「東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き」など全四編を収録。類稀なる洞察力を駆使して容疑者と対峙する警察官探偵の活躍を描き、現代の倒叙ミステリを代表するシリーズ第五集。
感想やレビュー
2023年文庫 刑事コロンボの系譜に連なる 倒叙形式の本格ミステリ ・是枝哲の敗北 医者の是枝が犯人 (2016) 殺されたのが製薬会社勤務の MR(医療情報担当者)の郁美 虫刺され軟膏で犯罪が暴かれる ・上品な魔女 太陽光パネルのベンチャー企業 ( 2016) の社長宅での殺人 予想外の犯人交代が起きて 面白かった(この犯人は サイコパス的な人かな..) ・安息の場所 バーテンダーの浦上優子が犯人 (書き下ろし) ドライジン ドライベルモット ホワイトキュラソー..酒が でてくる 銃での殺人 この辺りで..あれ..?..と思った ・東京駅発6時00分のぞみ1号博多行き (2018) 東京の港で上竹朝倉を 殺した蓮見 のぞみ号が東京〜京都の間を 走る間に 犯人を追い詰め自白させる 福家警部補と日塔警部補との 相性も良かった この作者さんは 映画コナンの(今年も含) 脚本家さんと同じ名前だけれど ..同じ方なのか..? (大倉崇裕さんの本て面白いなって このシリーズ読み始めて思っていたけれど.. だとしたら..どうりで..自分の好みだと思った) "自分の好みの小説見分けるセンサー" に自信を深めた 次出たら又買いたいです