やがて海へと届く
彩瀬 まる
講談社
作品紹介、あらすじ
一人旅の途中ですみれが消息を絶ったあの震災から三年。今もなお親友の不在を受け入れられない真奈は、すみれのかつての恋人、遠野敦が切り出す「形見分けをしたい」という申し出に反感を覚える。親友を亡き人として扱う彼を許せず、どれだけ時が経っても自分だけは彼女と繋がっていたいと悼み続けるがー。
感想やレビュー
彩瀬まる の3.11を題材にした小説 すみれと湖谷は、作者らしい。東北地方のローカル線の中で震災に会い、見知らぬ土地なので海沿いを歩こうと思ったけど、工事現場の人に内陸への道を教えられ死をまぬがれたと言う。 それで、書かなければ前に進めないと欠いた作品。
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