暗黒館の殺人(二)
綾辻 行人
講談社
作品紹介、あらすじ
食したまえ、この肉を…浦登家の面面が唱和する。〈ダリアの宴〉に参加した中也の身には何が?激しい嵐で外界と途絶された中で、ついに勃発する不可解な連続殺人。その被害者は?その犯人は?その動機とは?…謎は複雑怪奇に絡み合い、暗黒館の闇とともに、ひたすら深まりゆく。
感想やレビュー
4巻中2番目 暗黒館に住んでいる 浦登家の親族と そこを訪れた 江南 中也 市朗 が登場人物 (中也は記憶を一部失っていて時々 小さい頃等の記憶が思い出されていく 江南も同じく記憶を一部失っている) 重症だった使用人の蛭山が絞殺される (殺人事件が起きる) 今回も暗黒館の部屋に隠し扉(東館) (一)にも隠し扉がでてきたように(ニ)にも.. 面白い作り(忍者屋敷の様) (隠し扉の境目に赤い紙が貼られていて 出入りしたら破け人が通ったとわかる) 北館の<赤の広間> 内装は黒だけれど 赤い10枚のステンド硝子風の窓があり 部屋全体が"赤“ 向かいの部屋は<青のサロン> 青の窓ガラスで部屋全体が水中にいる様 テラスがついている 〜色分けされていて綺麗なイメージ〜 今回も知らない言葉が出てきたり →カタコンベ 初期キリスト教の地下墓所 「不思議の国のアリス」のチェシャ猫とか 好きな本のエピソードも出てきた 命が助からない蛭山をナゼ犯人は わざわざ殺したのか.. "無意味の意味”の中也と玄児の それぞれの推理... 思いつきもしなかったので 「ほぅ..」と思った (一)の宴で食べた"肉”が何か今回も まだわからなかった 最後の方で早老病の清の母の望和が絞殺される そして(三)へ..続く
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