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鴨川食堂ごほうび

鴨川食堂ごほうび

柏井 壽

小学館

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作品紹介、あらすじ

京都・上賀茂神社の近くに移転した「鴨川食堂」。元刑事の父・流と娘のこいし、そして料理人である浩の三人で営むこの食堂は、どんな思い出の味も捜し出し、食べさせてくれるという。過去と決別するための「スポンジケーキ」、生きる希望となった「雑煮」、恩師の自宅に招かれて食べた「蕎麦鍋」、お金を貸した青年がいつも差し入れてくれた「ホットドッグ」、母がお弁当に入れていた「牡蛎フライ」、癌を患う夫が食べたがっている「ヒレの網焼き」…。シリーズ第十一弾となる本作でも、鴨川親娘は依頼人に寄り添います。美味しくて心温まる大人気ミステリー最新作!

感想やレビュー

上賀茂神社近くに移転した鴨川食堂、懐かしい地名が随所に出てきて、はからずも東本願寺と上賀茂神社周辺には縁がある自分にとっても惹き込まれるエピソードばかり。特に「牡蠣フライ」は自分の過去を思い出させ、優しい気分になる一編でした。

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