ミトンとふびん
吉本 ばなな
新潮社
作品紹介、あらすじ
今日もこうしてまわりつづける地球の上でめぐりゆく出会いと、ちいさな光に照らされた人生のよろこびを描いた短篇集。
感想やレビュー
細切れな親友や母親が死んだり、残されたりする話し
まさに今わたしが読みたかった本だった。 日々の中にある虚しさをまっさらにきれいにすることはできないけど、それでいいんだと肯定してくれる本。人それぞれ大きくても小さくても悩みはあって、そのことを考えて考えて悩み抜いて生きていく。考えてないって人もきっと自分の知らないところで考えているんだろう。 心に残る言葉があったはずなのに、ふわっとしている。そんな感覚初めてだな。また少し時間が経ってから読むと少し見え方が違うのかもしれない。