朝、起きられない病
今西康次
光文社
作品紹介、あらすじ
「朝起きられない」「だるさや吐き気、頭痛で体が動かない」という主訴を持つ起立性調節障害。軽症例を含めた推定患者数は約百万人。中高生の1割を占め、悩んでいる親子は多い。午後になるにつれ元気になるため、「怠けている」などと言われることも。治療法も明確でなく、適切な対応がされないことで、不登校・引きこもりへの入り口にもなっている。小児科医・スポーツドクターである著者は、起立性調節障害を栄養の観点から治療することで、目覚ましい改善の実績を持つ。鉄などのミネラルとタンパク質が極端に不足しているケースがほとんどで、特にこれらの栄養が必要な二次性徴期に起立性調節障害を起こしやすい。本書では青年期までの発達に必要な栄養や運動との関係、周囲の働きかけについて、症例を交え解説する。
感想やレビュー
とても勉強になった。