komemoryさんの感想、レビュー
komemory
いわゆるモキュメンタリーとして、なかなかにうまく構成されている。でも所詮モキュメンタリー、リアリティはそれほどなく、作りものの範疇からは出得ない。ほんとにあるかも知れない、と思わせてくれるとより怖さが増したかも。
背筋
KADOKAWA
Amazonで詳細を見る
テーマ的に地味で固いところはあるが、政治家の裏の部分が見えかくれするところは思わず共感。著者のうまさが光ってる。政治家秘書と監禁事件がどう関わってくるか、読み進むに従って徐々に分かってくるがそうきたか!と納得の結末。また、読後はきっと政治家がさらに信用できなくなること請け合い!
真保裕一
元ザ・リガニーズの著者が、プロデュースしてきた私たちがよく知っているアーティスト、よく聴いてきた楽曲の、こんなことがあったのか!というエピソードが面白く感動的。私たちの世代なら必読の一冊。様々な苦労からヒット曲が生まれてきたんだなぁとしみじみ😌
新田 和長
タイトル(原題:Collector)からして、アートミステリーかと思いきや、スパイ小説のようなストーリー。アートの部分やクラシック音楽を取り上げたところにはホッとするも、期待はずれに終わった。フェルメール「合奏」も結局行方不明のまま。でもロシア×ウクライナ情勢を取り上げているのはリアリティあり。
ダニエル・シルヴァ/山本やよい
記憶に新しい安倍晋三元首相銃撃事件がモデル。実在の個人名や団体名が出てきて、事件の経緯も実際に合わせているところもあるが、作品自体はフィクション。真相に近いと思われるところはあるけれども。終盤は全くのフィクション(だろうけど)で、却って安心した。これが全てフィクションだったらよかったのにという読後感。
柴田 哲孝