ストロベリームーン
芥川なお
すばる舎
作品紹介、あらすじ
「ねえ、佐藤君、ストロベリームーンって知ってる?」--高校の入学式、1年生の佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌と衝撃的な出会いを果たす。入学式に遅刻した日向は、その日向になぜか積極的にアプローチしてくる萌と、なんと出会った初日につき合うことに。日向と萌はメッセージのやり取りやデートを重ね、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる神話がある赤い満月「ストロベリームーン」を見に行く。そんな幸せな時間を過ごしていたのもつかの間、日向は萌の余命が少ないことを知る。自暴自棄になった日向は、萌の母親から萌の日記を渡される。2人を待ち受ける運命は如何に?男子高校生の友情あり、日向と萌の純愛に涙が止まらない大号泣必須の1冊。
感想やレビュー
号泣
稚拙な文章で文学的表現に乏しい。私が幼い頃に流行った、子供にでも理解できるくだらないケータイ小説のよう。ストーリーもありきたりな悲恋で、意表を突くような展開はゼロ、最初から最後まで全くストーリーに感情移入できない。10代の女の子でもこれを好評するのか否か。作者の芥川なおさんは兼業作家だそうで、本業でなくここまで話題になる書籍を書き上げることは心から尊敬に値するが、この作品がなぜここまでの評価受けているのかは甚だ疑問である。