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絶唱

絶唱

湊 かなえ

新潮社

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作品紹介、あらすじ

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵──。奪われた人生を取り戻すため、わたしは今、あの場所に向かう(「楽園」)。思い出すのはいつも、最後に見たあの人の顔、取り消せない自分の言葉、守れなかった小さな命。あの日に今も、囚われている(「約束」)。誰にも言えない秘密を抱え、四人が辿り着いた南洋の島。ここからまた、物語は動き始める。喪失と再生を描く号泣ミステリー。

感想やレビュー

全ての物語が繋がるのがラスト1ページという高度な"湊かなえ作品"だった。最後の回収が余りにも軽薄だったため、今までの登場人物が全て千春が実話を元に記したベストセラーの内容であったことを理解するのに時間を要した。阪神淡路大震災を題材にしており、読み終わりのスッキリ感もなく得たものも無く、かなり難しい作品だった。

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