誓願
マーガレット・アトウッド/鴻巣 友季子
早川書房
作品紹介、あらすじ
過酷な男尊女卑政策をとる独裁国家ギレアデ。その司令官の娘アグネスは、よき妻となるための教えに従いつつ、違和感も覚えていた。隣国の高校生デイジーは平和に暮らすある日、両親を殺され、やがて危険な任務に身を投じていく。ギレアデの中枢では、指導者のリディア小母が秘かな賭けに出ていた。まるで異なる3人の女性がいま、手を組み、国家の闇に挑む。『侍女の物語』の15年後を描くブッカー賞受賞作。
感想やレビュー
侍女の物語を読んでからかかったが、まさかリディア小母が、、、と言う感じ。そして、小母になるためのとこ超怖かった。人権無視やんって思ったけど人権って斯くもまぁこんなに脆いかもしれないものだということを気付かされた。同時に去年の授業で人権が守られるべきというのは多数派の意見でしかないということを述べていた河田くんも思い出した。こわ。こいつらこういうこと考えていたのだね。あと、幼妻を手に入れようとするジャド怖すぎ。妻生きてるのに死ぬこと前提で早くニコールと結婚しようとしてるのも怖すぎ。自分の利益だけだね。腐敗ってこのように進んでいくのだな。