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古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧

古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧

志村 史夫

講談社

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作品紹介、あらすじ

【シリーズ累計10万部突破!】現代科学で読み解く大好評の技術史ミステリー「国内編」の最新刊! あの時代になぜそんな技術が!? 「五重塔」はなぜ倒れないのか? 日本の歴史上、地震で倒壊した木塔は皆無だという。 東京スカイツリーにも応用された巧妙な制振機構とは? 三内丸山の縄文人はセラミックスを開発し、古代中国と同レベルの建築技術をもっていた! 前方後円墳が「鍵穴」の形状をしている科学的理由とは? 法隆寺の釘はなぜ1300年も朽ちないのか? 名刀「正宗」に隠された、半導体顔負けの多層複合構造とは? 現代のハイテクを知り尽くす実験物理学者が、日本が誇る古代の工匠たちの「驚異の技」の謎を解く! 〈もくじ〉 第1章 三内丸山遺跡──縄文時代の最新技術 第2章 「前方後円墳」──巨大墳墓はなぜ大量に造られたのか 第3章 五重塔はなぜ倒れないのか──揺れる「心柱」の秘密 第4章 日本古来の「木材加工」技術──適「材」適「所」、適「具」 第5章 「呼吸する」古代瓦──“瓦博士”との共同研究 第6章 法隆寺の和釘と日本刀の秘密──古代鉄はなぜサビないのか 第7章 「奈良の大仏」建立の謎──天平時代の工匠はなぜ「長登の銅」を選んだのか 〈著者紹介〉 志村史夫(しむら・ふみお) 1948年、東京・駒込生まれ。工学博士(名古屋大学・応用物理)。ノースカロライナ州立大学終身教授(Tenured Professor)、応用物理学会フェロー・終身会員、日本文藝家協会会員。日本とアメリカで長らく半導体結晶などの研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている。物理学、半導体関係の専門書、教科書のほかに『古代世界の超技術〈改訂新版〉』『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』『いやでも数学が面白くなる』『人間と科学・技術』『アインシュタイン丸かじり』『漱石と寅彦』『「ハイテク」な歴史建築』『日本人の誇り 「武士道」の教え』『文系? 理系?』『理系のための「実戦英語力」習得法』などの一般向け著書も多数ある。

感想やレビュー

三内丸山遺跡、前方後円墳、五重塔……古代の技術者の技と知恵に感服。特に前方後円墳のあの形にはそういう意味が!?と改めて納得! また、古代からの超技術、職人技が消えようとしていることに危惧を覚えるのにも共感。「効率化」「経済性」の向上は必ずしも喜ばしいことではないのである。

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