白の闇
ジョゼー・サラマーゴ/雨沢泰
日本放送出版協会
作品紹介、あらすじ
ある男が突然、失明した。視界がまっ白になる病気。原因不明のまま、伝染病のように感染は広がってゆく。政府はかつての精神病院を収容所にして、患者の隔離をはじめる。そこでは、秩序が崩壊し、人間の本性がむきだしになってゆく。阿鼻叫喚の世界。やがて国中が目の見えなくなる病気に侵されて…。圧倒的な空想力で描かれる現代の寓話。ヨーロッパで最も独創的な作家の衝撃的作品。1998年ノーベル文学賞受賞者・サラマーゴの最高傑作。
感想やレビュー
読みにくいけど、「」がなくて誰がしゃべったのか考えなきゃいけないけど、展開が面白くてはやく読みたいと思える本だった。 現実に起こり得ないことのに、「そうなるだろうな」と想像できることを緻密に書いていて素晴らしい。