格差の起源
オデッド・ガロー/柴田 裕之
NHK出版
作品紹介、あらすじ
30万年近く前にホモ・サピエンスが誕生して以来、人類史の大半で人間の生活水準は生きていくのがぎりぎりだった。それが19世紀以降、平均寿命は2倍以上に延び、1人当たりの所得は世界全体で14倍に急上昇した。いったいなぜこの劇的な経済成長が生じたのかを本書前半で説く。それを踏まえて後半では、なぜ経済的な繁栄は世界の一部にとどまり、今なお国家間に貧富の差があるのかを考察し、その根源をたどる。人類史を動かす根本要因に着目した“統一成長理論”にもとづいて、究極の謎を鮮やかに解き明かした世界的話題作!
感想やレビュー
経済、生活水準、技術の恩恵等の格差がなぜ起きたのかをよく分析しているが、結論が今一つスッキリしない。 ただ、移住しても何世代も前からの文化的価値観を引きずるということは驚きだ。国民性云々と言うが、あながち間違えではないということか。 では日本がなぜ先進国となることが出来たのか?と言うことを考えて!これからの日本の行き方を考えて、子供たちの将来を明るくしなければ❗