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楽園の真下

楽園の真下

荻原 浩

文藝春秋

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作品紹介、あらすじ

コーラルブルーの海に囲まれ、亜熱帯の緑深い森に包まれている“日本でいちばん天国に近い島”志手島。その島で世界最大級のカマキリが発見された。『びっくりな動物大図鑑』を執筆中のフリーライター・藤間は取材のため、現地へ向かう。だが、楽園とは別の姿が…。

感想やレビュー

離島で異常発生している巨大カマキリとハリガネムシに人間の自殺がからんだお話。 ずっとサバイバルが続くのかと思いきや、最後の巨大カマキリとの死闘までには随分と時間がかかり平和な感じが長く続いていたのですが、ヒロインである生物研究センターの准教授が、川瀬七緒の昆虫シリーズのように語っていく虫の蘊蓄がなかなか面白く、退屈なことはありませんでいた。 ただ個人的に文章が読みづらく、何回も読み直す所もあったのですが、あらすじは読み飛ばしたいくらいに面白かったので、結局は一気読みでした。

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