アルファベット荘事件
北山 猛邦
東京創元社
作品紹介、あらすじ
雪が舞う岩手県の山奥、アルファベットのオブジェが散らばる『アルファベット荘』に集った個性的な面々。だが屋敷の主は現れぬまま夜が更けていく。翌朝、いわくつきの美術品『創生の箱』から招待客の死体が見つかるが、そこに行くために通らねばならない庭の雪に足跡はなく…。売れない役者、変人にして小劇団の看板女優、そして何も持たない探偵が幻想的な事件を解き明かす!入手困難だった初期長編、復活!トリックメーカーが贈る幻想本格ミステリ!
感想やレビュー
雪山のクローズドサークルになった館で起こる連続殺人。集うのは癖のある人物ばかりです。初期の作品ということですが、登場人物たちのキャラクターも個人的には全然やりすぎ感もない感じでむしろこれくらい癖があってわかりやすい人物たちのほうが読んでいて楽しいです。トリックの方は別段真新しいとかはなかったのかもしれませんが、登場人物たちがとにかく魅力的なので会話を読んでいるだけでも楽しいし、あらすじ的にも良かったと思いました。
トリックについては展開が読めた。ストーリーとして、まぁまぁなので1ではなく2