かたばみ
木内 昇
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
太平洋戦争直前、故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活をはじめた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、よんどころない事情で家族を持った悌子の行く末は…。血の繋がらない親子を描く、笑いと涙のホームドラマ。
感想やレビュー
年をとったらその分知恵も経験もつくから揺らがなくなると思ってたけど、年寄には年寄りの揺らぎがあるのよ、だって、自分が初めて体験する年齢なんですもの、当然よね。年寄りだから自制もしないとならないでしょう