抱擁、あるいはライスには塩を(下)
江國香織
集英社
作品紹介、あらすじ
三世代が親密に暮す柳島家。美しく幸福な家族に見える彼らにはしかし、果敢に「世間」に挑んで敗北してきた歴史があった。母の菊乃には婚約者がいながら家出し、妊娠して実家へ戻った過去が。叔母の百合には嫁ぎ先で病気になり、離縁した経験がある。そして、健やかに成長する子供たちにもまた、変化がおとずれー。家族それぞれに流れる時間を細やかに豊かに描いた、三世代百年にわたる愛の物語。
感想やレビュー
5/8読み終わり。読み応えのあるボリューム。全員が大人になってからは、誰が誰か関係性に混乱し、一旦頭を整理して読む、といった感じ(笑)結局、菊の母親(ロシア人)と豊彦さんの父親は、かつて愛し合っていたんだよね。総じて、いまいちの感想となるかな。