海を見た日
M・G・ヘネシー/杉田七重
鈴木出版
作品紹介、あらすじ
わたしの場合、二歳のときに母が亡くなった。だれにきいても、母以外にはわたしに身よりはいないという。だからわたしは、ヴィクとはちがって、いずれだれかがむかえに来てくれるなどと考えたことはない。まだずっと幼いころには、『小さな孤児アニー』か何かみたいに、だれかの養子になることを夢見てたけど、六歳を過ぎてしまえば、その可能性はまずなくなる。だからわたしは、自分で作戦を練った。だれも助けてくれないなら、自分で自分を助けるしかない。
感想やレビュー
2022中学校課題図書 自分のことは自分で助ける!と力強く生きる彼らのようになれるだろうか? 日本は恵まれている。あたりまえになっている。でも本にあるような辛い世界も確かに存在していて、目を背けては行けない問題。里親制度も見直すべきかも? 障害、現実逃避、閉ざした心、、家族がいるから乗り越えられた!血の繋がりはなくても彼らはきっと本当の家族。思いあうこと? 家族の存在は人を強くする。
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