ドライブインまほろば
遠田潤子
双葉社
作品紹介、あらすじ
山深い秘境を走る旧道沿いにぽつんと佇む「ドライブインまほろば」。店主の比奈子が一人で切り盛りする寂れた食堂に、突然男の子が幼い妹を連れて現われた。憂と名乗る少年は「夏休みが終わるまでここに置いてください」と必死に懇願する。困惑する比奈子だが、事故で亡くした愛娘の記憶が甦り、逡巡しながらも二人を受け入れてしまう。その夜更け、比奈子は月明かりの下で激しく震え嗚咽する憂に気付いた。憂は、義父を殺し逃げてきたことを告白しーー。「生きる意味」を問い、過酷な人生に光を灯す感動長編。
感想やレビュー
虐待、実母に子どもを殺された娘、それぞれの人間模様が絡み合う 峠にある山菜が美味しいさびれたドライブイン レトロ感溢れる山菜そばが食べたくなった