人質の朗読会
小川洋子(小説家)
中央公論新社
作品紹介、あらすじ
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いたー慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
感想やレビュー
面白かった
久しぶりに軽い本をすぱっと読んだ。誰にでも語りる話は1つくらいあるということだったけれど、もう少し自慢をする人も実際にはきっといるだろうなと思う。