斜陽
太宰 治
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
「人間は恋と革命のために生れて来た」。古い道徳とどこまでも争い、“太陽のように生きる”べく、道ならぬ恋に突き進んでいく29歳のかず子。最後の貴婦人の誇りを胸に、結核で死んでいく母。自分の体に流れる貴族の血に抗いながらも麻薬に溺れ、破滅していく弟・直治。無頼な生活を送る小説家・上原。戦後の動乱の時代を生きる四人四様の、滅びの美しさを描き、戦後、ベストセラーになった、太宰の代表作。
感想やレビュー
30歳を超えると女は乙女ではなくなる。 というワードの衝撃。 ただの不倫小説と言われればそれでお終いだけど 強い思い、意志を持って1人の人を思い続ける 自分の将来を何とか切り開こうとする力強さに心を打たれる 弟の弱さが良い対比になっていた 理解が足りない気がするのでもう一度読みたいと思えた
きれいな表現。
読了の本