急行霧島
山本 巧次
早川書房
作品紹介、あらすじ
桜島が私の旅立ちを見守ってくれるー昭和36年、母を亡くして独り美里は、急行霧島で鹿児島から東京へ向かう。生き別れの父が東京で待っている。希望をのせて汽車は走るが、県警の刑事が車内に潜む傷害犯を追っていた。さらに伝説のスリ師も乗っていて大仕事をしようと目論む。急行霧島が進む中、やがて美里の身に危険が!終着点には、いったいなにが待つのか?人々が前を向いて進んだあの時代の人情系鉄道ミステリ。
感想やレビュー
久しぶりに推理小説を読む。長い夜行列車の中で色々な事件が交差する。2日間で一気に読む。20代、ブルートレインに何台も乗り、九州を行き来した。Nさんに見送ってもらったこともあった。長く生きてきた。