ずうのめ人形(1)
澤村伊智
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
不審死を遂げたライターが遺した謎の原稿。オカルト雑誌で働く藤間は後輩の岩田からそれを託され、作中の都市伝説「ずうのめ人形」に心惹かれていく。そんな中「早く原稿を読み終えてくれ」と催促してきた岩田が、変死体となって発見される。その直後から、藤間の周辺に現れるようになった喪服の人形。一連の事件と原稿との関連を疑った藤間は、先輩ライターの野崎と彼の婚約者である霊能者・比嘉真琴に助けを求めるがー!?
感想やレビュー
澤村伊智「ずうのめ人形」読了。 比嘉姉妹シリーズ第二弾。リングを彷彿とさせる都市伝説の話。リングのオマージュ的な要素もあるのかな。都市伝説で行くとリカちゃん人形とかも入ってる感じ。うん。面白かった。 澤村伊智さんの書く文章はとても性に合っててスラスラと入ってくる。あと情景描写の感覚が妙に合う。 この比嘉姉妹シリーズは映像でも観たいのだが、今回のこれはちょっと映像化難しいかもしれないなあ。あとやっぱり琴子が好きなので、もっと琴子に出てきてほしかった気もするのだが、彼女は忙しいからしょうがないね。 あとなぜかこのシリーズを読んでいると、荒俣宏のシムフースイシリーズを読みたくなる。もっかい買い直そうかな。