責任の生成
國分 功一郎/熊谷 晋一郎
新曜社
作品紹介、あらすじ
わたしたちが“責任あるもの”になるときー『暇と退屈の倫理学』以降、お互いの研究への深い共鳴と応答、そしてそこから発展する複数の思考を感受し合いながら続けられた約10年間にわたる共同研究は、堕落した「責任」の概念/イメージを抜本的に問い直し、その先の、わたしたちが獲得すべき「日常」へと架橋する。この時代そのものに向けられた議論のすべて、満を持して刊行。
感想やレビュー
能動・受動態的な責任論では、本当の責任など取れない。中動態的・becomingにたち現れる罪の意識、加害者であり被害者であるという自らの過去を引き受けたうえで責任というのは生まれるもの