楽観論
古市 憲寿
新潮社
作品紹介、あらすじ
「日本はもうダメだ」「世の中悪くなる一方」。SNSでもメディアでも、聞こえるのは嘆きの声ばかり。たしかに世間は順風満帆ではないし、悲観論は人を賢く見せる。だが、僕たちはこの世界で生きていくしかない。だったらせめて、楽観的に捉えてみたらどうだろう。どんな出来事も視点をずらして眺めれば、違った景色が見えてくる。危機の時代、安易な厭世論に陥らず軽やかに生きるためのヒント。
感想やレビュー
老いとは昔話ばかりする 若者は未来の話をする 実年齢とその人が精神的に老いているかは全くの別問題 高校生や大学生でも中学のころはよかったよねと話す人がいる 未来が見えにくい時代には年齢に関係なく人は老いてしまうかもしれない 鴨長明 ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず 河の流れは絶えないがその流れをなす水はどんどん変わってゆくこと
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無能の善意が一番危うい お互いに利益を計算して関わりをもっていくことが、結果的にハッピーに生きる秘訣というフレーズが印象的。 善意にも適切なレベルが必要みたいだ。