夜がどれほど暗くても
中山七里
角川春樹事務所
作品紹介、あらすじ
志賀倫成は、大手出版社の雑誌「週刊春潮」の副編集長。スキャンダル記事に自負を持ち、充実した編集者生活を送っていた。しかし大学生の息子・健輔に、ストーカー殺人を犯して自殺したという疑いがかかる。彼の幸福は崩れ去り、取材対象からも罵倒される日々に、精神がすり潰されていく。だが被害者遺族である奈々美と出会い…。圧倒的筆致で真実と愛を描く、傑作ミステリ登場。
感想やレビュー
被害者と加害者家族の関係の構築の仕方が素晴らしい 葛城さんが「奇跡」と言っていたけれどまさに奇跡だと思う 志賀の父性はもっと早く覚醒すべきだったと思うけれどそれにしても素晴らしい構成 結末は急速で七里作品にしては謎解き部分が少なかったけどそれも本作の焦点が最初に述べた部分にあると思えば当然 これはミステリーではない
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読んでて 苦しかった マスコミの傍若無人さ 人の不幸に匿名をいいことに土足で踏み込む人々 人は 自分が不幸だったら他人をおとしめる者なのか人に優しくできるのは 自分が 幸福でないと無理なのか
最後全てハッピーエンドで終わるようでよかった😆殺人犯の身内ではなくなったし
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