スモールワールズ
一穂 ミチ
講談社
作品紹介、あらすじ
夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ー書下しし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。
感想やレビュー
本書は文庫化に伴い、書き下ろし『スモールスパークス』を加えた、全7つの物語(世界)から構成されています。 どのお話も、展開が気になりワクワクしながら読み進めました♪ 一番好きだったのは『ネオンテトラ」 深みのある作品で面白かったです(*´ω`*)✧
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本屋大賞候補作にもなった一穂さんの本が文庫化されていたので手に取りました。 (初版特典のしおりにも惹かれました笑) 切なさの中にどこか温かみのある6+1編から成る短編集は、どれも引き込まれました。 お気に入りは『魔王の帰還』、最後の一文が素敵すぎです。
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