小さいわたし
益田 ミリ
ポプラ社
作品紹介、あらすじ
かけがえのない一瞬を切り取った、宝物のような春夏秋冬。4年半ぶり書き下ろしエッセイ。
感想やレビュー
ミリさんの子供の頃のお話
子どもならではの疑問や好奇心、悩みを瑞々しく描いてる。自分自身も人と少しでも違ったらどうしようと不安にかられるタイプだったので、著者の心情がよくわかった。また大人になってしまった今現時点から見れば、なぜそんなことをしたの?と言いたくなる子どもの行動にもその幼い知識ながらもきちんと考えた末の行動であることが多いのだろうなと感じる。純粋な無知や知的好奇心に端を発する行動を頭ごなしに叱られるのはやるせない気持ちになった気がするなと自身の幼少期を振り返った。