若きウェルテルの悩み改版
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ/竹山道雄
岩波書店
作品紹介、あらすじ
親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、ゲーテ(1749-1832)が味わった若き日の情感と陶酔、不安と絶望が類いまれな抒情の言葉をもって吐露されている。晩年、詩人は「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と語った。
感想やレビュー
若いときの、一つのことへの異常なまでの執着。自分基準でしか物事を考えられず、それを他の人と共有しないからさらに独りよがりな思考になっていく… 人間的に大切であろうことも書いてあった。例えば、本当の君子は、人を貧しい・裕福で判断しないこと、など。