月夜の散歩
角田 光代
新潮社
作品紹介、あらすじ
どう工夫してもイマイチなポテトサラダに悩み、入手困難なご当地調味料にときめく。調理前のかたまり肉に高揚し、冷めゆく天ぷらに絶望する。弁当屋で顔を覚えられた恥ずかしさに悶え、飼い主に似てきた猫を愛で心を整える…。思い描いた立派な大人にはなれぬまま加齢していく人生の、ささやかな思考や出来事を、味わい深く見つめ出す。ふつうの生活がいとおしくなる、日常大満喫エッセイ。
感想やレビュー
角田光代さんが描く日常エッセイ♪ 読んでいて、著者と気が合うのではないかと勝手に思ってしまうくらい、馴染み深い内容でした!! 〈食〉 光り輝く料理 〈人〉 この人は自由 〈暮らし〉 私はしあわせだったんだなあ 〈時代〉 加齢とテレパシー という大きなカテゴリーの中に、角田さんの思いや体験した出来事などが色々詰められています。 私のお気に入りは『天ぷらの願い』『天ぷら泣かせ』です(*´ェ`*)
2