やさしくわかる心エコーの当て方・見かた
野間 充
羊土社
感想やレビュー
基礎的で、ルーチン検査で押さえておかなければならない最低限の知識を簡潔に記載している。初心者がエコーをするにあたって必要な知識がこの1冊で大まかに分かる。今はこの本に記載してあることを知りつつも応用できていないが、中堅になった後でも原点回帰として再確認の意味も込めて新たな知見から読めると思う。英略語の語句説明や、レポートの記載方法まで記載あり、持っておいて損はない1冊だった。以下具体的知識を残す。長軸で下行大動脈の上に心嚢液、下に胸水が貯留。カラーゲインは周辺のノイズが出ない最大に設定する。MR(mild)以上ある場合EF〜60%でも壁運動低下である。cp(収縮性心膜炎)=吸気時に静脈環流が増えて右室が拡大するものの、左室への血液環流が増えないために寝室中隔が容量の増えた右室側から左室側へ圧排される現象をseptal bounceと呼ぶ。【guv-yuoj-inpm】