光媒の花
道尾秀介
集英社
作品紹介、あらすじ
一匹の白い蝶がそっと見守るのは、光と影に満ちた人間の世界ー。認知症の母とひっそり暮らす男の、遠い夏の秘密。幼い兄妹が、小さな手で犯した闇夜の罪。心通わせた少女のため、少年が口にした淡い約束…。心の奥に押し込めた、冷たい哀しみの風景を、やがて暖かな光が包み込んでいく。すべてが繋がり合うような、儚くも美しい世界を描いた全6章の連作群像劇。第23回山本周五郎賞受賞作。
感想やレビュー
綺麗で儚い。第一話が好きだった。女の人の名前が最後までわからず『あの人』と呼び続けたこと、あの人のよく分かららない行動、笹、印象が濃い