音楽が聴けなくなる日
宮台 真司/永田 夏来/かがりはるき
集英社
作品紹介、あらすじ
電気グルーヴのピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕された翌日、レコード会社は全ての音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を発表した。近年ミュージシャンの薬物事件ではこのような対応が即座になされ、また強化されてきたが、その「自粛」は何のため、誰のためのものだろうか?こうした「自粛」に異を唱える著者たちがそれぞれの立場から問題の背景と構造を明らかにし、現代社会における「音楽」「薬物」「自粛」の在り方について考察を深めていく一冊。巻末の音楽自粛小史は必見。
感想やレビュー
自粛するのが当然だと思っていたところもあるけれど、それが本当に社会復帰のためになるかというと全然ならないと思うし、薬物を犯罪でなく治療の対象とすると見ると本当にしっくりくるなぁ、と。そして、事なかれ主義をなんとかしたいね。宮台真司さん、初めて読んだけど、内容はわかるけどクソとかクズとか使ってる意味もわかるのだけれどなんかちょっと言葉苦手かも。内容は共感できることご多かった。アートは人を傷つけて日常に戻れなくする行為だ、とか。