負けない技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」
桜井 章一
講談社
作品紹介、あらすじ
勝つことの引力に魂を縛られた現代人。「敗者」の99%は自滅だ!「勝者なき時代」の人生指南書No.1。
感想やレビュー
自然界の中にいる動植物たちには「本能で生きる」、つまり「負けない」という普遍のスタンスがあるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。人が「負けない」力をつけるには、動物たちのように変化に対する動きと感性を磨くこと。 「満足」より「納得」が大切。 負けないための努力すなわち「必要なことだけやっていく」。 負けの99%は自滅。 考えをめぐらせ過ぎてムダな動きをしないこと。 動きを感じる力がないとチャンスも運も離れていってしまう。感じる力は普段の生活の中で養っていく。 間違いの流れが起こっているときは、悪い手を使って勝ちにいくのではなく、あえて敗者になったほうがいい。 素の状態、リラックスした状態になったときに最も強さを発揮できる。 失敗することを恐れるな。最終的な確証などこの世に存在しない。 耐えることを「おもしろい」と思えれば状況は確実に変わってくる。ギリギリまで追い詰められていても先の展開を冷静に見通すことが大切。それを可能にするのが「攻める気持ち」。 瞬時に決断できるようにするには、感覚を日ごろから研ぎ澄ませておく必要がある。