鹿の王 1
上橋 菜穂子
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
強大な帝国・東乎瑠から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!?たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまるー!
感想やレビュー
いやー!ハマった!ファンタジーでありながらあたかも実在する世界であるかの様な描写。飛鹿の出産場面や森での自然の描写など、その場面に自分もいて体験しているかの様な感動をおぼえる。秋になると自然描写に特化した小説を読みたくなるのは私だけだろうか…。例えそれがファンタジーであったとしても。ヴァンとホッサルという2人の主人公の目線で物語が進んでいき、2人がどこで交わるのか気になり引き込まれるトリックになっている。2巻が気になる!!