属国の銃弾
永瀬 隼介
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
高度成長期に頭角を現し“今太閤”と呼ばれる政治家・千石宗平。高等小学校卒で叩き上げの彼を第一秘書として支える元警視庁刑事・神野晋作。2人は歴史から葬り去られた“ある過去”を共有していた。原爆で家族を失った元特攻隊員・来栖龍二、悲劇のレイテ島から生還した天才狙撃手・黒木斗吾とともに計画された皇居前某重大事件の全貌、そして彼らが狙う“ターゲットC”とはー。終戦直後と高度成長期の「2つの東京」を舞台に、男たちが挑んだ「日本復活計画」を描き出す。
感想やレビュー
小説なのにドキュメンタリーかと思わせるほどリアル。小説だからこそ書けたのか。最後まで飽きさせない久々の大ヒット作。