ひび割れた日常
伊藤 亜紗/奥野 克巳
亜紀書房
作品紹介、あらすじ
未曾有の危機を前にして、私たちは「何を考えればよいのか」を見失ってしまった。コロナ禍が明らかにした「人間の条件」を踏まえながら、問うべき課題の確かな手掛かりを探る。人類学者、小説家、美学者が、問いを持ち寄り思考するリレーエッセイ。
感想やレビュー
日常を語っている三人がとてもリアルだった。特に奥野さんのフィールドワークのプナンの人々のことはとても面白かった。自分が自然の一部であることを思い出させる儀式とか。カリスの人々が敵(疫病とか)が自分たちのところに来ないように木の兵隊作るとか。 伊藤さんのは胎盤を美味しそうとしていたところに自然に帰るが伝わった。吉村さんの小説はきっと伝えたいことあるんだろうけどなかなか読む気にはまだなれぬ、、、